寄り前の外資系動動向(13社経由)は880万株の売り越し。また、SGX先物2008年3月物は前日比335円安の1万3245円で寄り付き。
先週末のNYダウは、米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG 日本ではアリコジャパン、AIUなどが子会社)のサブプライムローン関連の巨額損失計上で大幅赤字となったことを受け、金融株が売られ、315ドル安。
為替は、先週から引き続き、現在も円高進行で103円20銭台。ほとんどの輸出企業がUSドル円為替レート105円設定のため、これが大きく影響する。
個別では評価益の縮小程度で損失を被ることはあまりないのだが、指数物をどうするか?!
寄り付けば、下げ止まる様子もなく、1万3240円の窓埋めどころではない。日経平均月足ベースでは2月は9月以来の陽線となったが、三日新甫(しんぽ)の三月相場はいきなりの急落スタート。日経平均はあと数日は値持ちするかと思われたが、先週末29日でさえ、CS(クレディ・スイス)の3841枚の先物売りや、GS(ゴールドマン・サックス)の130プット916枚など合計で約1500枚のプット買いは、売り仕掛けの一端かと思われる。やはり不穏と見られた先週水曜の後場がポイントだったか。
また、アメリカ経済の失速はもちろんの事だが、中国人民元高圧力創出のため、先月の春節祭明けからと見ていた円高進行は、明後日5日に開幕の中国の全人代(北京)に照準を合わせて来たとも思われる。
今年1月の暴落と今回の円高に関しては2、3週間早いスパンでコメントしてきたため、実際のスケジュールと少しズレている。 コメントが遅れるよりマシだが、それよりも今からこれの修正と対応を図らないといけないのだが、ここまで急激な円高であれば、歩調を合わせて日経平均の売り仕掛けもあり、急落もやむを得ないが、個別銘柄は大底圏、もしくは出直りの銘柄が多数なため、戻り局面ではほとんど買い持ちを外せるはず。
個別では昨年の秋相場からは一変し、利幅はともかく現在は個別で損を出すことは少なくなって来ていることも事実。
相場操縦とも言われる為替動向が落ち着けば、明日からはいったん戻り局面が考えられるところであり、目先は取りあえず1万34~500円台円までか。日柄的にはFOMC開催の18日、または彼岸までは再度の急落に要注意。
春先までには105円割れだと言ってきた円高進行はあっと言う間に105円を割り込んでしまい、輸出企業にとっては円高は致命的と言えるだろうが、この円高トレンドは今後も変わらないであろうし、変わらないのであれば、内需促進とそれに伴う構造改革を成さないといけない。
少子高齢化がもたらす今後の社会を再認識し、教育、医療、年金、道路特定財源の一般財源化などの財政改革、何よりも行政、立法機関の硬直化の改革の促進。それが出来ないがために、欧米の外人に売り込まれ、唯一先進各国で日本だけが株が上がらない。
せめて、達成しようと言う意欲だけでもあれば、日経平均は少しは安泰。
とは言うものの、見渡せば内需関連の衣食住の他は金融、不動産となり、これまたサブプライムと被ることも事実。
個別は小すくいでそれなりに取れるとしても、指数では大きく稼ぎたい。
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